大河ドラマ西郷どん30話〜やっぱ原作は司馬先生でなきゃ…〜

西郷どん現在は1865年あたりと思われます。

薩英戦争を体験した薩摩藩また四カ国連合軍と戦争した長州藩

薩摩と長州は攘夷思想は空論であると気づきます。この頃には攘夷思想は急速に衰え始めます。

しかし幕府はオランダ、イギリス、フランス、帝政ロシア そしてアメリカ合衆国と修好条約と通商条約をそれぞれの国と締結します。幕府の外国との窓口である海防掛は外交交渉経験などないまま次々と条約締結してしまいます。1865年頃になると幕府の権威は失墜しています。

京の朝廷では王政による政権復帰の気運が密かに高まり岩倉具視の朝廷復帰もかないます。

東アジアとインドシナ半島支配の野心のあるイギリスは幕府に見切りを付け始め薩摩藩土佐藩などと通商を始めます。

一方一橋慶喜サマはフランスからナボレオン一世による専制君主制を学び始めます。この慶喜サマの政治的な動きに危機感を感じばめた松平春嶽サマと土佐藩山内容堂坂本龍馬を使い薩摩藩と同盟を結びます。また容堂は龍馬を使い長州藩薩摩藩とが同盟関係を結ぶ摸索を始めるのが1865年頃です。

そしてアメリカ合衆国南北戦争の内戦只中にありアメリカ合衆国によるの太平洋支配どころではないのが1865年頃なのです。ちなみリンカーン大統領の奴隷解放憲法修正13条が議会が承認するのも1865年です。

以上が司馬遼太郎先生の全作品による幕末維新期の歴史観概論です。

東アジアとインドシナ半島支配の野心のあるイギリスとフランスそして帝政ロシア。そして南北戦争終結し新たに太平洋支配に乗り出すアメリカ合衆国。1865年は波乱に満ちています。