福井市明新地区の遺構とお城

「福井の文化財埋蔵文化財」と「福井県のお城」の資料より

灯明寺

所在地:福井市灯明寺4丁目

遺構:なし 形式:平城 築城者:新田義貞 築城年代:建武年間

見どころ

 灯明寺城は、現在の白山神社辺りに築かれていたと推定されている。新田義貞率いる南朝方と北朝方の斯波高経とが繰り広げた足羽合戦の舞台となった城だが、現在では遺構など何も残っていない。

歴史

 灯明寺城は、建武年間に新田義貞によって築かれた。義貞は、小黒丸城・足羽七城を拠点とする北朝方の斯波高経と対峙するが、建武5年に小黒丸城から藤島城へ向かう足利勢と遭遇して灯明寺畷で討死している。 戦国時代には勝木平右衛門が、20間四方の居館を構えていた。

舟橋新村館

所在地:福井市舟橋新1丁目

遺構:なし 形式:居城 築城者:不明 築城年代:不明

見どころ

舟橋新村館は、現在の日吉神社境内周辺に築かれていた。館は、九頭竜川を隔てて対岸の中角館と対峙する位置にあり、また隣接する灯明寺館と何らかの関連があるのではないだろうか? 資料に拠れば、25間四方の居館であったようだが、遺構などは何も残っていない。

歴史:舟橋新村館は、築城年代や築城者など詳細なことは定かでない。