プラスチックごみを増やす要因を削減する事が先決だろう。
一昔前のプラスチックごみ発生のなかった頃と今と、どこに違いがあるだろう。
例えば豆腐。
移動販売、店舗販売を問わず、なべを持って買いに行っていたものが、プラスチック容器の充填豆腐などに取って代わられた。
主として衛生上の観点からだろう。
それ以前は、葉蘭の葉に包み、麻糸で縛ってもいた様だ。
例えば寿司の折詰。
仕切りの波乱が樹脂製に変わって久しいし、器もプラスチック容器。以前は木の折り箱のだったり、葉蘭の葉に包んでいた。
例えば鮮魚や精肉。
これも、薄く削いだ木で包み、新聞紙などで包むのが一般的だったが、プラスチック製容器に代わっている、
精米も、紙袋からプラスチック袋に変わって久しい。
コメ販売店への搬入も、玄米を麻袋に入れて、ではなく、紙袋にプラスチック袋に入れたコメを入れている事が一般的。
食器類も、プラスチックなどを素材とするものが、木製や陶磁器製を駆逐しつつある。
つまり、初めからプラスチックごみは大量に発生することが前提の構造になっている。
因みに、日常的な我が家の買い物を観ると、レジ袋、実際にはマイバック使用だか、の嵩よりも、遥かに多い豆腐や納豆のパック、肉や魚のパックやラップなどの方が遥かに大きい。
プラスチックごみを削減しようとするならば、こう言った状況をなんとかすることの方が先だろう。
ただし、最大の“敵”は、間違いなく厚生労働省や保健衛生。
無論、衛生面の安全性の確保は大切だが、こんなことまでと思うほど口やかましく思えるものもある。
減らすためには、こう言った事をもクリアする必要があろう。
「プラごみ削減検討」初会合